ブライダルブーケを作るためのお花は生花、造花(アートフラワー)そしてプリザーブドフラワーの3種類が主な材料になります。式場などから案内されるものですと、まずは生花を使ったブーケが多いと思いますが値段も高いし、だったら造花のブーケはどうなんだろう?と気になりますよね。
そこで生花と造花(アートフラワー)、プリザーブドフラワーそれぞれの特徴を比べてみました。
生花のブーケ
生花を使ったブーケの特徴といえばやはり生の植物の持つみずみずしさやしなやかさ、絶妙な色のグラデーションや発色が挙げられます。
そしてなにより造花やプリザーブドフラワーとの1番の大きな違いは香りでしょう。造花やプリザーブドフラワーでも香料を使って香りづけをすることは可能ですが本物のお花の持つ新鮮で爽やかな香りはやはり格別です。
生花のブーケ
(出典:@dieblumenfee instagram)
(出典:@myrtleetolive instagram)
生のお花の持つみずみずしさや香りなど、手にして感じる自然の力は当日の緊張もほぐしてくれそうです。
造花のブーケ
アートフラワー、アーティシャルフラワー、シルクフラワーとも呼ばれる造花を使ったブーケの良いところは生のお花と違って枯れないところです。そして造花というと安っぽいのではないかと思う方もいらっしゃると思いますが、最近の造花は生花と見間違えるほど良く出来ていて、写真で見てもどちから分からないくらいのものがあります。
また逆にリアルさではなく、青いバラなど自然界にはない色のお花や創作したお花など造花ならではの独創的なブーケを作るのも素敵です。
造花のブーケ
生花と違って前もって用意ができるので、手直しする時間が十分にあれば納得のいく気に入ったブーケを作り上げることが出来ますし、式の後もずっと取っておけるのが造花や次にあげるプリザーブドフラワーの最大の利点です。
プリザーブドフラワーのブーケ
生花と変わらない姿のままで長期間楽しめるようにお花や葉に加工を施したものをプリザーブドフラワーといいます。生花の風合いを残しながら保存ができ、また染色によって生花にはない色のお花を楽しめるのも魅力です。
(出典:@hananoga2012 instagram)
特殊な加工が必要なためお花の種類は生花や造花に比べて少ないですが、一番よく目にするバラの他にもカーネーションやガーベラといったお花もあります。
(出典:@flowermariage instagram)
造花とプリザーブドフラワーのミックスブーケ
(出典:@aokikaen instagram)
プリザーブドフラワーは元は生のお花なので造花に比べると繊細で壊れやすいところがありますがきちんと保管すれば綺麗なままで長く楽しめます。
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花材選びワンポイントアドバイス
価格について
造花やプリザーブドフラワーは生花よりも安くできると思われがちですが、生花と見間違えるくらい精巧に作られたアートフラワーは生花と値段が変わらないものや高いものもあります。またブーケを作る技術と手間は生花と変わりませんのでプロに頼む場合は思ったほど安くはならず、生花とそれほど変わらないケースも。
お得にブーケを作るには
手作りブーケに挑戦みてはいかがしょう?前日や当日に生花を揃えて作るのはハードルが高いですが、造花やプリザーブドのお花なら枯れることもないので事前に好きなお花を揃えて手作りすれば節約にもなって記念に残る特別なブーケになります。特にお花の品質にこだわりがなければ100均などで揃えればかなり格安に出来ますよ。
自分で作るのは自身がないという方は手先が器用なご親族やお友達に頼んだり、プレ花嫁さん対象のブーケ作り教室などを利用してみるのも手です。
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生花が得意なブーケ
柔らかい枝や葉っぱが揺れるような動きのあるナチュラルなブーケは生花の方が雰囲気が出ます。造花でもナチュラルな雰囲気のグリーンはありますがやはりしなやかさは生の植物ならではです。
(出典:@hannahberryflowers instagram)
造花・プリザーブドフラワーが得意なブーケ
お花をたっぷり使うボールブーケやバッグブーケなどは水分を含まず軽く加工もしやすい造花やプリザーブドの方が軽くて持ち歩きしやすいのでおすすめです。
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まとめ
- 生花には自然の植物ならではのみずみずしさや香りがある
- 造花やプリザーブドフラワーは事前に用意ができ式後も残しておける
生花の良さは文章で伝えるのは難しいのですが、手に取ってみてこそ分かるイミテーションでは感じることの出来ない生のお花の輝きがありますし、造花やプリザーブドのブーケは見た目には生花とそれほど遜色がなく利便性もあります。
ドレスに合わせて複数のブーケを持つ場合はウェディングを生花にしてカラードレスを造花にしたり、状況や予算に応じて自分たちのウェディングのスタイルにあった素材を選ぶと良いでしょう。