結婚式当日、手作りの素敵なウェディグブーケを用意される方もいらっしゃいますが大抵は式場で手配するか外部のお花屋さん(フラワーデザイナー)にお願いする方が多いと思います。ではどちらに依頼すれば良いのでしょう?
今回はブーケの「式場の提携」と「外注持ち込み」それぞれのメリット・デメリットを比較し、さらに外注持ち込みの際のポイントも紹介します。
提携先ブーケのメリット・デメリット
メリット:安心感がある
ホテルや式場と提携しているお花屋さんに頼む最大のメリットは安心感です。
考えられる最悪の事態というのが当日ブーケが無いこと。式場内に店舗や作業場がある提携店ならその心配はまずありません。そしてお花の管理体制も整っているので結婚式の時間に新鮮でベストな状態のお花を提供することができます。また当日何かアクシデントがあってもすぐに対応でき保証も整っています。
そしてもう1つホテルや式場と提携しているような全国に展開している大きなお花屋さんは扱うお花の数が圧倒的に多く、中には自社で農園を抱えていたり海外から直接お花を輸入できるところもありますので、個人のフラワーデザイナーさんや町のお花屋さんよりも珍しいお花や入手が困難なお花が手に入る可能性があります。ただその場合、デメリットにも繋がりますが値段は相応に高くなるでしょう。
デメリット:値段が高い
1番の大きな要因は、お花に限りませんが衣装や写真など式場と提携しているブライダル関連業者は式場にマージン・テナント料を払うためその分、外部のお店よりも相対的に高くなります。
外注持ち込みブーケのメリット・デメリット
メリット:式場より安く制作できる場合が多い
式場と提携している所で提案される定型のブーケの種類では使うお花や形が決まっていて好みのものがなかったり、また完全にオーダーで好きなように作るとかなり高額になってしまいます。よっぽど有名なデザイナーやアトリエに依頼するのでなければ、一般的に外注の方がデザイン性が高い好みのブーケを式場よりも安い値段で出来る場合が多いです。
ただ式場によっては持ち込み料がかかり、合わせると値段的に式場で手配するのと変わらなかったという事も。まずは事前の確認を。
デメリット:リスクがある
通常生花のブーケは仕入れたばかりの新鮮なお花を使って前日又は当日に作るのが一般的です。外注で依頼した場合、大抵は当日に式場に搬入するようになると思いますが気象や交通など何らかのトラブルで遅配、もしくは最悪ブーケが届かないという事もあり得ます。また、無事に届いてもアクシデントでブーケが傷ついたりお花がしおれてしまった場合も対応するのが難しくなります。
ブーケ持ち込みの際のリスク軽減ポイント
ブーケは安いほうがいいけれど、持ち込みだとトラブルが心配。リスクゼロというわけには行きませんが、できるだけリスクを少なくしましょう。
ブーケを依頼するお店選びのポイント
リスク軽減のための外注するお店(フラワーデザイナー)選びの2つのポイントがこちらです。
- できるだけ式場の近く
- ブーケ制作の実績がある
ブーケは新鮮なものを当日直接式場に搬入してくれる所が好ましいです。お花屋さんが直接配達してくれない場合は当日花嫁さんご自身か又は式に出席する親族や友人など信頼できる人に取りに行ってもらうようにすると安心です。また何か万が一トラブルがあった時のこと考えるとすぐに駆けつけてくれるくらい式場に近いお店の方がよりベターだと言えます。
とは言っても町のお花屋さんはブーケを作る機会があまりなく、不慣れなだったり中には全く作った事がないというお店も実は多いです。ブーケには普通の花束やアレンジメントを作るのとは違う技術が必要なので、ブーケ制作の経験が豊富で慣れた所でないと安心してお任せはできません。まずは口コミやSNSなどで検索し信頼できるお店を探すと良いでしょう。
造花・プリザーブドフラワーを使う
鮮度が命の生花と違って、造花(アートフラワー)やプリザーブドフラワーなら早めに注文して出来上がりを手元に置いておくことができますし、冷蔵庫などの特別な保管場所も必要ありません。結婚式で使う他のアイテムと一緒に事前(当日)に自分たちで式場に搬入できるので安心です。
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まとめ
- 式場と提携しているお花屋さんは値段は高いけれど良い状態のお花を間違いなく準備してくれるので安心感がある。
- 外注の場合は一般的に提携先よりも安いけれどトラブルやアクシデントのリスクがある。また持ち込み料がかかる場合がある。
- 外注する際は出来るだけ式場に近く実績のあるお店(デザイナー)に依頼するのが望ましい。また造花(アートフラワー)やプリザーブドフラワーなら事前に用意できるので安心。
安心感を取るか、値段を取るか難しい選択ですが、状況に合わせてどちらを選んだとしても後悔のないように下調べと打ち合わせをしっかりして素敵な結婚式にしましょう。