純白のウェディングドレスに合わせるブーケ以上に頭を悩ませるのがカラードレスに合わせるブーケ選びではないでしょうか。鮮やかな色のドレスにはどんな色のブーケを合わせれば良いのか色合わせは難しいですよね。
【関連】
ブーケはどこに頼む?式場提携or持ち込みメリット・デメリット
そこで今回はカラードレスに合うブーケ選びのコツやポイントをご紹介します。
カラーチャート
代表的な12色の色をチャートにしたものです。この表の中でそれぞれ隣り合っている近い色は同系色、遠いところにある対極の色が反対色になります。
同系色でまとめる
ドレスの色と同じ色合いのブーケだと落ち着いてまとまりがでますが同じ色すぎるとドレスとブーケが同化してしまってお互い目立たなくなってしまいます。
例えばドレスが濃い色だったら淡い色をベースに、淡い色のドレスなら濃い色をベースにすると引き立ちます。又は全体的に濃い色〜淡い色のグラデーションにしても良いでしょう。
ドレスと似た色でも白系のお花や葉っぱなどのグリーンを加えるとドレスとブーケを分けてくれます。また同系色の中にあえて反対色の色を少しだけポイントに入れるとアクセントになります。
(出典:@kiyoko_hata)
例えばこのような明るい黄色いドレスに同系色のブーケと合わせるとしたら・・・。
クリーム〜黄色〜オレンジ〜赤までの黄色ベースの暖色系で濃淡のグラデーションをつける
白〜ピンク〜オレンジ〜黄色のグラデーション
黄色いお花をベースにグリーンを加え、反対色のブルーのお花をポイントで加える
ドレスと同系色のブーケの場合はいかにドレスとブーケを同化させないかというのが一番のポイントです。
反対色でまとめる
ドレスと反対色のブーケを合わせた場合はお互いの色が引き立ちメリハリがつきますが、色が対立してちぐはぐな印象になる恐れもあります。
ドレスと全く違う色のブーケにする場合でもほんのだけ少しドレスに使われている色と同系の色を入れるとドレスとブーケの関係が対立しすぎず馴染みます。
また、同系色の場合と同じように比較的どの色にも合う白系のお花や葉っぱなどのグリーンを加えるとドレスとブーケの色のつなぎ役になりドレスからブーケが浮かずにしっくりします。
(出典:@kiyoko_hata)
上と同じイエロードレスを反対色の青系のブーケで合わせると・・・。
ドレスと反対色のブルー系や紫系+同系色のイエロー系のお花の組み合わせ
この投稿をInstagramで見る
ドレスと反対色のブルー系や紫系+イエローになじむグリーン系の組み合わせ
ドレスと同系色のブーケを合わせるのとはだいぶ印象が変わりますね。
白ベース+ドレスと同系の色
白い色は大抵どんな色のドレスにも合いますので、ウェディングドレスで使用した白系のブーケをそのままカラードレスにもお持ちになってしまっても良いと思います。
予算の都合などで白いウェディグドレスとカラードレスの両方に1つのブーケを使おうかなという場合は、白いブライダルブーケの中にカラードレスと同系色の色を少しだけ入れるとどちらのドレスにも合わせやすくなります。
(出典:@rosa_clara)
前出の黄色のカラードレスとこちらのような真っ白のウェディングドレス両方に合ったブーケなら・・・・。
白いお花の中に黄色い色を加える
この投稿をInstagramで見る
(出典:@rosa_clara)
白の中にドレスの黄色と馴染みの良い同系のイエローグリーンの色味を加える
色をたくさん使ったドレス
花柄やマーブルなどたくさんの色が使われているドレスにはどのようなブーケが合うでしょう?
基本的にはドレスの中で使われている色から1〜3色くらいの少ない色数(お花の種類)で作るとドレスの柄も生かされますし全体的にスッキリして見えます。選ぶ色については、一番多く使われているベースの色はたくさん使わない方がドレスと同化しないので良いです。
例えば下の画像のドレスの場合だと明るいイエローグリーンが多く使われ目立っているベース色なので、これと似た色を多く使ったブーケだとドレスに埋もれてしまいます。ポイントに少量使うのはOKです。
(出典:@bridal_nagano_costume)
こちらのドレスに合いそうなブーケは・・・。
ドレスの色の中から赤系の色を選んで
ドレスの色の中から紫・青系の色を選んで
さらに思い切ってブーケを持たないという手も有りです。色鮮やかでカラフルなドレスならそれだけでも充分華やかですし、カラードレスをお召しの時は、お色直し後の登場で会場を回って配り物やテーブルサービスに必要なものを持つことも多いと思いますので逆にブーケが邪魔になる場合もあると思います。
それでもちょっと手持ち無沙汰で少し寂しい時は手首につけるリストレットや肘にかけられてお花が主張すぎないバスケット型のブーケ、又はドレスから少し位置が離れるバッグ型やボール型のブーケもおすすめです。
お花のリストレット
手首につけるリストレットの場合もお花の色はドレス中の色からチョイスすると統一感が取れます。
バスケット型のブーケ
色味を合わせる
ファンデーションの色を選ぶときに肌の色タイプとして耳にし知っている方も多いと思いますが、色にはブルーベースとイエローベースがあります。例えばピンクでも下記のように左の青みがかったベリーピンクもあれば右のような黄みがかったコーラルピンクもあります。
このように一口に「ピンクのドレス」と言っても青みがかった紫に近いピンクのドレスに、黄色やオレンジがかったコーラルピンクやサーモンピンクの色はあまり合わず、使った時に他の色との組み合わせのバランスを取るのが難しいので注意して下さい。
ただ自然のお花は花びらの先端と根元でも微妙に色が違い”赤”・"青”といった単純な1色ではなく様々な色が混ざり合いっていますし、プロにブーケ制作をお任せする場合なら色の組み合わせやバランスを見てカラードレスに合うブーケを作ってくれると思いますので、それほど色味を気にしなくても大丈夫だと思いますが、もしご自分でブーケを作る場合は少し気をつけて色合わせすると良いと思います。
まとめ
ドレスと同系色のブーケの中に入れるポイントの反対色、反対色のブーケの中にドレスと馴染むように加える同系色はお花ではなくてもリボンやビジューなどの異素材を使うのもオリジナリティがあって良いと思います。
真っ白なウェディングドレスと違って、お色直しのカラードレスはたくさんの種類があり、さらにその中でも濃いもの、淡いもの、色がミックスされているものと様々です。また素材によっても光沢のあるシルクと透け感のあるオーガンジーでは雰囲気や発色が変わりますので色合わせと同時に全体的なイメージ合わせも大切です。
【関連】
《失敗しないための生花ブーケのオーダー方法のコツ、ポイント》
《花嫁さんの体型別オススメブーケの種類や選び方のポイント》
どうぞカラードレスに合わせた色のブーケを探すご参考にしてみて下さい。素敵なブーケが見つかりますように。